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2008年1月25日 (金)

中南米編26 旅のお復習い(旅は道連れ)

0km/79558km リマ

旅をしているといろんな人と出会います。今回はシリアで出会った旅人とのエピソードを紹介します。

旅は道づれ。

旅の途中で知り合いしばらく行動を共にする。
時には一緒に飯を喰らい酒を酌み交わす。
そしてまたそれぞれの目的地に向かう。

ヨルダンで23歳の女の子と出会った。
明るくてよく笑う子で通り過ぎる男達は皆彼女を見ていた。

彼女はこの旅行の為に2年間一生懸命働いた。
そして世界一周航空券を持って4ヶ月前に日本を出た。
これから一番楽しみなヨーロッパと南米に向かうのだ。

最初は同じ宿で話をするだけだった。
そのうちに同じバスに乗り同じ宿に泊まり同じ飯を食べるようになった。

010 020

アンマンのクリフホテルから見た景色

030 クリフホテルのサーメル(現在はコーダホテル勤務)

040 ヨルダンの甘いお菓子

100

ヨルダンから陸路で国境を越えてシリアに入りいくつかの町を旅した。

110 ダマスカスで人気の鶏丸焼き

120 ダマスカスのジュース売り

130_2  ダマスカスのアルラビホテル

140 ハマの巨大水車

150 ハマの女性達

160 レバノン産ビール

170 アレッポのジューススタンド

180 ダマスカスのアルアハドアルジャディドホテル

190_2 ラタキアのビーチ

200 ラタキアのレストラン

210 超大盛りパスタ

220 ラタキアのアルアトライホテルのおじいちゃん

最後の1週間を地中海の小さな町で一緒に過ごしてその翌日に別れた。
彼女はトルコを目指し北へ向かった。
自分は首都を目指し南へ向かった。

その日の夜21時、俺の泊まっている宿に電話がかかってきた。
彼女からだった。
”今日おじいちゃんが死んじゃったの。私すぐに日本に帰らなくちゃいけなくなっちゃった。”

それからが大変だった。
空港に行けば何とかなるだろうとチケットもないまま彼女は夜中に350キロ離れた国境の町からタクシーをすっ飛ばして首都の空港へ向かった。

俺はまずネットで日本に帰る飛行機を探した。
シリアから日本への直行便はない。
ルートはたくさんあるのだが運賃が数千ドルもかかってしまったり乗り継ぎが複雑で3日もかかってしまったりととても使い物にならない。
やっとのことでダマスカス発イスタンブール経由関空行きのトルコ航空便を見つけた。
ところがトルコ航空のサイトで予約しようとすると1週間先まで全て満席。
こうなったら空港で直接交渉だ。

230 ダマスカスの空港

俺は真夜中の1時に一足先に空港に着いた。
やっとのことでトルコ航空のオフィスを見つけて駆け込んだ。
”おじいちゃんが死んじゃってどうしてもすぐに帰らないといけないんです。”
”大丈夫、席はありますよ。”天使の声が聞こえた。
4時25分発、まだ3時間ある。
後は彼女が来るのを待ってチケットを買うだけだ。

240 出発ロビー

ところが2時になっても2時半になっても彼女は姿を見せないのだ。
モニターでは搭乗手続き中のサインが。
3時になった時俺はターミナルの外に出て送迎車の行き来する通りに立ち尽くしていた。

やるだけのことはやったよ。
明日の飛行機に乗っても1日遅れるだけだ。
そう思いながらも悔しい気持ちが拭えない。

3時半を過ぎて俺はあきらめてターミナルに引き帰そうとしていた。
その時だ!
”ごめんなさ~い。”
遠くから聞き覚えがある声。
振り向くとバックパックを背負った彼女が一生懸命走っていた。

”飛行機見つかったよ!今ならまだ間に合うかもしれない。”
それから大急ぎでセキュリティチェックをすり抜けてトルコ航空のカウンターへ。
渋る係員を説き伏せて航空券を買えることになった。

ところがここでまた問題発生!
クレジットカードの端末が故障中で使えないのだ。
そこでトルコ航空のスタッフに引き連れられて空港ロビーに出てきた。
そこにあるATMで必要額を引き出すためだ。
しかしこれだけ多額の現金を一度に引き出せるかどうか解らなかった。
カードを入れて暗証番号と金額を入れてOKを押す、、、
”I'm sorry,,,"
うわっだめだ、どうしよう。

落ち着いてよく読むとどうやら1回の引き出し額の上限を超えているようだ。
金額を小さくして再度挑戦。
ガチャン、ビーッ。
やった、出てきた。
これを何回か繰り返して必要額を入手。

こうしてついに搭乗券を手にしたのだった。

”本当にお世話になりました。”と彼女は深々と頭を下げた。
突然の死。突然の旅行終了。突然の帰国。
混乱の極みであっただろう彼女は別れ際にニコッと微笑んだ。
その目からキラリと光るものが流れた。

電話を受けてから7時間後に彼女は機上の人となった。
あー今日はよく眠れそうだ。
薄明るくなった頃空港からのバスに乗った自分は言い知れぬ満足感に浸っていた。

250 旅は道づれ。

さて長かったリマともついにお別れして次に向かいます。

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コメント

いい事をしましたね!
水島さんもエジプト入国のことを
すごく感謝してましたよ。
ちなみにその娘はそのまま旅行を
終了しちゃったのですか?
また旅に出ないのでしょうか?
せっかくのチャンスだし、また旅して欲しいですね。

素敵な話ですね。短いけれどわくわくしました。 ライブ感があり、良かったです。前世で何か縁があったんでしょうね。映画みたいで素敵ですね、YOSHIさん。

とっても大事なことがつまったお話でした。旅って何があるかわからない。ほんとにそう思います。ヨシさんたち、彼女の想いが飛行機のチケット間に合ったのだと思います。僕もサンホセでむかえにきてもらったときはほんとに嬉しかった。

その娘さん、無事に乗れて良かったですね。

その時だけの出会いでも、いろいろあるのも旅のいいところではないでしょうか。

では、私も来月出発します。

私も旅に出たくてうずうずしています。
特に去年断念したタイランド・・・。
今年こそは行ける事を祈っています。
早く日本を脱出したいよお~~!!

ゆーすけさん、
水さん達にはこちらこそ元気をもらいました。
彼女は残念ながら今回の旅は中断しました。でも現在次の旅に向けて着々と準備中なんですよ。

NAGAさん、
ありがとう。これからもこういう体験があったら日記にしてみます。

yosukeさん、
旅人同士がお互いに助け合って旅を続けて行くのは楽しいしそれも旅の一部みたいなもんですね。

風の旅人さん、
はい。一期一会を大切にしたいと思っています。風の旅人さんいよいよですね。気をつけて。

KOPAさん、
今年こそタイ行き実現するように祈ってます。期待が大きいと楽しみも倍増ですね。

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