アジア編91 死海に浮かぶ
330km/55612km ワディムーサ-アンマン-死海-アンマン
ぺトラ遺跡があるワディムーサからバスで首都アンマンまでやってきました。
ここで宿泊しようと決めていたのはクリフホテルと言うバックパッカー御用達の宿です。覚えている方もいらっしゃるかも知れませんがここは2004年10月にイラクに行って殺害された香田証生さんがイラクに発つ直前に泊まっていた宿です。またここにはサーメルさんと言うとても気立てのいい従業員がいて何かと親身に日本人パッカーの面倒をみてくれます。ここにある情報ノートを読んでも彼がいかに日本人パッカーに慕われているかがわかります。サーメルさんは香田さんが泊まった時のことはよく覚えているらしいです。彼がイラクに行きたいというのを何度も引き止めたそうですが結局は止めきれずに行ってしまったんだそうです。サーメルさんはそのことをずっと後悔してきたようです。彼は念願かなって間もなく共同経営で自分のホテルを持てるようになるそうですがそのホテルの名前を香田ホテルと名づけるんだそうです。それ程彼の中で香田さんの死が与えた影響は大きいようです。現在香田さんのご遺族の方ともメールでやりとりしながら準備を進めているそうです。
ところでこのホテルに来るとみんなサーメルさんにその事件当時のことを根掘り葉掘り聞いているようですがこれはどうかなと思うんです。彼にとってあの時のことはもう思い出したくないのが本音ではないでしょうか。でもお客さんに聞かれたら答えない訳にはいきません。そこでもしこれからクリフホテル又は香田ホテルでサーメルさんにお世話になる時はなるべくその話題には触れないでそっとしておいてあげたらどうでしょうかと私は提案します。彼はトランプやバックギャモンが大好きなので一緒に遊んでくださいね。
さて夕方になって宿の何人かで車をチャーターして死海に行きました。ところが途中でパスポートチェックがあってコピーではなくて本物のパスポートでないとだめだと言われて泣く泣く引き返す羽目になってしまったのです。しかも途中で交通事故まで起きていました。おかげで着いた時にはもう日がどっぷりと暮れて真っ暗の中での死海体験となりました。
ゆっくりと身体を水に入れると、、、うわ~~浮いた浮いた。最近は脂肪率が高くなって浮き易くなったと思うもののここまで浮くと爽快です。下向きになっても浮いていることができます。試しに海水をちょっと舐めてみるとしょっぱ~~い、そして苦味もありました。水から上がってしばらくしたら身体に付いた海水が塩の結晶になっていました。死海恐るべしです。
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ついに死海に着きましたか。
やはり浮くんですね。
夜だったのは残念ですが・・・楽しそうです。
投稿: KOPA | 2007年9月 1日 (土) 12時58分
KOPAさん、
はい、プカプカ浮いた時は感動もんでした。今度どこかで泳ぐ時にはとても重たく感じるかもしれません。
投稿: YOSHI | 2007年9月 1日 (土) 22時37分