アフリカ編42 スーダン魂の踊り
スーダンの首都ハルツームにあるイスラム教のモスクで毎週金曜日に大勢の信者が集まって伝統的な踊りを踊るというので観に行きました。
暑い日中を避け日没2時間前から始まると言うので5時頃モスクに行きました。するともうたくさんの信者や見物人が集まっていました。その中に何人かの日本人らしき姿があるではありませんか。
近づいて話をしてみました。するとそのうちの3人は6月始めから4ヶ月間の予定でエジプトから南アフリカまで車で行くオーバーランドツァーの参加者でした。他の白人と総勢20人程で周っているんだそうです。
そしてあとの6人はそのツァーに同行してその様子を取材する日本のテレビ局の番組制作の方達でした。旅行中にこういう方達と会うのは初めてだったのでおもしろくてもっといろいろ話を聞きたかったのですが彼らは仕事中だったのであまり邪魔をするわけにはいきませんでした。でも来年の正月に放映予定だというその番組を是非観てみたいと思いました。みなさんどうぞご無事で楽しい旅、精力的な取材をなさってください。
さて6時になると益々人が増えてきました。そして遠くの方からその踊り手達の集団がやってきました。彼らは一般参加者や見物人が作った大きな輪の中に入りました。自分もその輪の中に入れてもらいました。まずモスクにお祈りをしてそれから音楽に合わせて踊りが始まったのです。
長老らしき人、同じ衣装を着たグループ、楽器を演奏する人々、踊りまわる子供達。辺りが暗くなるに従って熱気と興奮の渦がどんどん大きくなっていきます。みんな一心に歌い踊っています。輪の中からそれを見渡すと360度大勢の人達が踊っていてすごい迫力です。それを観ているうちに自分も陶酔してきました。音楽、踊り、叫び声、その中に随分長い時間溶け込んでいました。
ふと我に返るとみんなまだ続けています。自分はそっとその輪から抜け出しました。
スーダンの人々のイスラムに対する宗教心の高さを見た気がします。
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踊りおもしろそうですね。
8月にインドから友人が広島に来る事になり、
タイ旅行は急遽取り止めになりました。
またしばらくは、YOSHIさんのプログで
旅行気分を味わいたいと思います。
これからも、旅の日記。楽しみにしています。
投稿: KOPA | 2007年7月11日 (水) 17時40分
KOPAさん、
それはそれは、楽しみは少し先延ばしですね。はい、それまでもそれからもよろしくお願いします。
投稿: YOSHI | 2007年7月12日 (木) 05時27分