アジア編88 ムンバイあれこれ
0km/26068km ムンバイ
ムンバイで目にしたものをいくつか紹介します。
ここムンバイにはパールシーと呼ばれる人達が9万人程住んでいます。パールシーとはイスラム教徒の侵入と迫害をさけて、7~8世紀におもにインド各地へ亡命したゾロアスター教徒のことです。彼らには独特の習慣があります。鳥葬というものです。けがれをさけるために、死体を塔の上にさらし、コンドルなどの死肉を食べる鳥たちに処理させるのです。
その為の施設「静寂の塔」がここムンバイにあるという話を友人から聞いて訪ねてみることにしました。 やっとのことで探し当てたこの入り口には "The Tower of Silence" と書かれています。ここから中に入ることはできるのですが写真撮影は厳禁と書いてあります。
舗装された山道を登って行くと上空には鷹のような鳥が何羽も飛んでいてまるでこちらの様子を伺っているようです。
10分程登るとそこには礼拝所のようなものがありました。その入り口には関係者以外立ち入り禁止の札がかかっていました。近づいていくと中から人が出てきてここは亡くなった方とその遺族しか入れませんと全く入れてもらえず山の下の出口まで丁寧に送ってもらいました。
ガンジス川に流したり鳥葬にしたりとインドには日本と随分違った習慣があるものです。彼らから見ると死体を焼いてその骨を壺に入れて墓石の中に格納するという習慣も変わって見えるんでしょうね。
そしてそのパールシーの料理がこちらです。マナガツオをハーブと一緒にバナナの葉で蒸し焼きにしたものや鶏をココナツソースで煮たものなどカレー味が全くしなくておいしかったです。
こちらの巨大なビルはボンベイ証券取引所(BSE)です。ここがインド経済の中心であることを象徴する立派で近代的な建物です。その周りは庶民の街で人力車や屋台があるのでそのコントラストがまたインドらしくておもしろいです。
これは年越しの瞬間です。みんなで通りで踊ったり爆竹をやったりして少しお祭りらしい感じもしました。でもインドではやはりヒンドゥー教のお祭りをとても盛大にやるので今回はかなりこじんまりとしています。
ムンバイの市内には大きな公園があってそこにクリケット場がたくさんあります。インドはイギリスと関係が深いだけあってかなり盛んなようです。ルールは見ていてもよくわかりませんが上流階級の優雅な遊びという感じがします。
それからインドには街中でも放し飼いになっている動物がたくさんいます。聖なる牛や山羊は普通にいますし、田舎に行くと馬や豚、そしてもちろん犬や猫もたくさんいます。大部分の犬は放し飼い(ただの野良犬?)になっているんですが一部は鎖で繋がれた飼い犬になっています。それらの犬はきれいな身なりをして体格もとてもいいです。これは珍しい大型のダックスフンドです。2匹そろってこんなに大きなダックスフンドは初めて見ました。
さて3ヶ月近く滞在したインドですがついに別れを告げ間もなくアジアから飛び立ちます。ここれから次にどこへ向かうのかは予想してみてくださいね。
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ついにアジア脱出なんですねぇ~。
次はアフリカかヨーロッパ?もしくは中近東ですかね?
って、あまりに広範囲に言い過ぎですね…。
投稿: kohdai | 2007年1月17日 (水) 23時29分
kohdaiさん、
はい、その中に行く予定の国があります。これからもよろしくお願いします。
投稿: YOSHI | 2007年1月18日 (木) 06時48分