アジア編79 インドを南下、マドラスへ 2006/11/16-11/19
1662km/23203km コルカタ-チェンナイ(マドラス)-カパーレシュワラ寺院-サン・トメ聖堂-チェンナイ
今日はコルカタを離れてチェンナイ(旧名マドラス)へ向かいます、27時間という長い列車の旅です。車窓からの景色はずっと田園(おそらく今年3回目の田植え)が広がっていましたがだんだんサトウキビ畑が目立ってきました。背の高いヤシやバナナもたくさん生えていて南に向かっていることを実感します。
ところでこのインドの列車、人口10億人の国を走るだけあって1編成が20両以上あるんです。その中には電車によって1等2等3等寝台、エアコン無寝台、1等座席、エアコン座席、エアコン無座席などがあります。いろんなクラスに乗ってみましたがその乗り心地やサービスには雲泥の差があります。そして乗っている人もはっきりと違っています。大げさにいうと1本の列車の中にインドの縮図があるかのようです。今まで周ってきたアジアの国の中でこれほど貧富の差が大きい国は他にない気がしました。
このインド南部のベンガル湾に面したタルミナードゥ州はモンスーンの影響でインドで唯一この時期が雨期だそうです。列車の中からのスコールこのようなものが見えました。
さて列車は予定通り17時半頃チェンナイ中央駅に着きました。ここも他の大都市のように駅前はすごい人で溢れかえっています。宿はたくさんあるのですがなぜか皆満室で10軒ほどあたってやっと見つかりました。
インドに来て一番大変なのはやはり食べ物です。カレーはおいしいんですがなにせ油っこいのでそればかり食べているとすぐに腹をこわしてしまいます。 そこで夕食は久しぶりに日本食を食べに地元では老舗というダリヤさんに行きました。日本を離れて半年ぶりに刺身定食を食べました。1000円といういい値段でしたがマグロ、イカ、鯛?は日本で食べるのと引けを取らないしインド米ではないご飯、みそ汁、漬け物、里芋と手羽先の煮物もイケてる味でした。しかもみそ汁には多分松茸が入っていたんです。もう涙もんでした。日本人のご主人はこのお米を自分で育てているそうです。多分相当なご苦労の末にここまでたどり着いたんではないかと思います。ごちそうさまでした。
さて翌明け方に激しい雨が降りました。朝起きて外に出ると通りは冠水してこの通りです。それでもみんな慣れたものでリクシャーも人も平然と通っていました。
まず向かったのがヒンドゥー教のカパーレシュワラ寺院です。ここは南部ドラヴィダ様式で造られていて入り口には40mの塔門があります。その壁面は極彩色で塗られた人間や動物の像でびっしりと埋め尽くされていて圧巻です。中に入ると熱心にお祈りする人の姿がたくさん見られました。
それからその近くにあるキリスト教のサン・トメ聖堂に行きました。ここは建物の外観が美しく白く尖った姿が印象的です。また内部も綺麗でイエス様の後ろにステンドガラスが輝いていました。
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コメント
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ご無沙汰してまーす。
昨日ヤマハのイベント・アンサンブルクッキング(ビッグバンド)があって終わった後の呑み会で『今どの辺だろうね~』って話が出たんですよ!
インドだったんですね~。
気候?気温はどうですか?コッチはもう手袋が欲しい季節になってきました。
風邪とかひかないようにして下さいね♪
p.s.子分Fがコメントしたくても出来ないって言ってました。PCの関係らしいです…。
投稿: saxpig | 2006年11月24日 (金) 21時11分
どうもこんにちは!
今年もビッグバンドがあったんですね。お疲れ様でした。
いや~みんなの話題に登場するなんてうれしいなあ。
ありがとうございます。今はインドの最南端なので泳げる位暑いです。
サックスキーホルダーのおかげで無事に旅しています。
みなさんによろしくお伝えください。コメントできなくてもまた見てね。
投稿: YOSHI | 2006年11月25日 (土) 14時09分